こんにちは、HALです。
・内容理論について知りたい
・ハーズバーグの動機づけ・衛生理論(2要因理論)について知りたい
モチベーションについて知りたいけど、たくさんの種類があってわからないという人もいます。
そこでこの記事では、心理学的なモチベーションの内容理論について、特にハーズバーグの動機づけ・衛生理論について解説します。
この記事を読むことで、仕事のモチベーションの要因について理解を深めることができます。
内容理論とは
内容理論とはモチベーション理論を大きく分ける際の1つの考え方です。
人間は何によって動くのか、What(何が)モチベーションを発生させるのかに視点を当てた理論です。
心理学的に研究されました。
内発的動機づけと分類されることもあります。
内発的動機づけとは、興味や好き・楽しいなど人間の内面的な要因によって物事に取り組むことです。
マズローの欲求5段階説やハーズバーグの動機づけ・衛生理論(2要因理論)などがあります。
詳しく見ていきましょう。
マズローの欲求5段階説
心理学者アブラハム・ハロルド・マズローは、「人間には、生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求の5つの欲求がある」としました。
マズローの欲求5段階説については、以下の記事をご覧ください。

ハーズバーグの動機づけ・衛生理論(2要因論)
アメリカの臨床心理学者のフレデリッグ・ハーズバーグは、「仕事に対して満足と不満足を引き起こす要因がある」としました。
動機付け要因と衛生要因です。
人間の仕事に対する満足と不満足の要因は、別のものであるとする考え方です。
人間の2つの欲求
人間には2つの欲求があるとされます。
「心理的に成長したいという欲求」と「苦痛を避けたいという欲求」です。
・心理的に成長したい欲求が満たされなくても、不満足感が増える訳ではない。
「心理的に成長したい欲求」と「苦痛を避けたいという欲求」には相関がないということです。
不満足な要因を取り除いても満足にはならないため、満足になる要因が必要になります。
ハーズバーグは仕事における満足と不満足の要因を、動機付け要因と衛生要因で表しました。
動機付け要因
動機付け要因とは、仕事の満足に関する要因のことです。
目標を達成することや、他者や会社から承認されることが満足に繋がります。
衛生要因
衛生要因とは、仕事の不満足に関する要因のことです。
給与や人間関係、職場の環境や会社の方針などが当てはまります。
満たされないと仕事の不満足に繋がります。
不満足の要因である衛生要因を取り除いても、仕事の満足にはなりません。
満足の要因である動機付けの要因を積極的に取り入れることが、仕事の満足に必要です。
マズロー、ハーズバーグに関する本
経営学的モチベーションについては、以下の記事をご覧ください。

近代的モチベーションについては、以下の記事をご覧ください。

まとめ
・ハーズバーグの動機づけ・衛生理論(2要因理論)とは、人間の仕事に対する満足と不満足の要因は、別のものであるとする考え方です。
・動機づけ要因とは、仕事の満足に関する要因のこと。
・衛生理論とは、仕事の不満足に関する要因のこと。